プラチナ社会研究会 新産業は、人が輝く暮らしから

宮崎県

 

ウェブサイト: http://www.pref.miyazaki.lg.jp

課題

環境

  • 地球温暖化が世界的な課題となっている中、政府においても、2020年における温室効果ガス排出量を1990年比で25%削減する目標を掲げているが、県内における二酸化炭素排出量は1990年比15%増となっている状況にあり、CO2を発生しない太陽光発電などの新エネルギー関連の技術開発・普及啓発の取組を推進していく必要がある。

緑の分権

  1. 間伐材等の木質バイオマス資源としての供給
    本県の森林面積は、全体の76%を占め、スギ素材生産日本一の林業県であるが、木材価格の低迷等により林業経営や適正な森林管理が困難となっている。このため、未利用の間伐材等を地域エネルギー資源として有効活用することが求められているが、現状においては収集運搬等の費用が高く、利用が進んでいない状況にある。このため未利用間伐材等を有効活用するためのコスト削減が大きな課題となっている。
  2. 地域エネルギーの利活用
    本県には、間伐材等のほか畜産排せつ物や水力、太陽光など豊富なエネルギー資源が存在しており、これらを活用したバイオマス発電等の事業化やNPOによる市民共同発電など先進的な取組が実践されているが、その一方では、施設園芸等における重油などの化石燃料も大量に消費されている。
    低炭素循環型社会への転換を図るとともにエネルギーの県内調達を促進し、地域経済において資金が循環する仕組みに切り替えていくことが課題となっているが、そのためには、大量に存在する地域エネルギーの利活用を促進する必要がある。

「プラチナ社会」構築に向けた主要な取り組み

環境

  • 住宅用太陽光発電システム導入促進事業。
    住宅用太陽光発電システム及び省エネ設備の導入に対して補助することにより、家庭レベルにおける太陽光エネルギーの普及の拡大及び低炭素社会の実現を図る。
  • みやざきEV-PV構想推進事業
    電気自動車(EV)と太陽光発電(PV)を連携させた普及・活用拡大に資する事業を行うことで、宮崎県の特性を活かした新たな地域づくりや産業振興に繋げるとともに、低炭素・循環型社会の実現を図る。
  • メガソーラー導入促進事業
    メガソーラーによる発電事業の円滑な立ち上げを支援することで、製造、発電、活用の三拍子揃った太陽光発電の拠点を目指す「みやざきソーラーフロンティア構想」の推進を図る。

緑の分権

  1. 間伐材等の木質バイオマス資源の供給に関する調査
    本県では製材残材等を燃料とする発電施設や木質ペレット工場等が稼働しているが、林地内に残されている間伐材等(林地残材)は年間58万トン(木質バイオマス発生量の3分の2)発生しているものの、収集・運搬コストが高いことにより現在利用されていないため、収集・運搬コストの低減方策と、コスト低減が実現した際の大量の林地残材の活用方法について調査・検討を行う。
  2. 地域エネルギーの活用に関する調査
    本県産業の特徴である農林水産業では、施設園芸やウナギの養殖、畜産等、大量のエネルギーを消費しており、ここに地域エネルギーを活用する余地が大きいと考えられるため、事業化を想定しながら、地域エネルギーの利用方法及び利用可能量等について調査、検討を行う。

民間企業に期待するソリューション

環境

  • 電気自動車(EV)と太陽光発電(PV)の普及阻害要因の解消及びEVの充電ネットワーク構築等の研究

緑の分権

  • 未利用の間伐材等(林地残材)の地域エネルギー資源としての活用を可能とする収集運搬システム
  • 地域エネルギー(バイオマス、太陽光、太陽熱等)の地域の農林水産業での活用を普及促進するシステム

株式会社三菱総合研究所理事長 小宮山宏

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小宮山宏 講演録