東京大学
三菱総合研究所 未来社会研究チーム
Proprius共同研究
希望ある未来社会を実現するために今、何をすべきか
2050年への政策ビジョン

本報告書の位置付け
東京大学と(株)三菱総合研究所は2005年5月から、Proprius21共同研究の枠組みにより、未来俯瞰研究「不連続社会の政策決定手法に関する研究」を実施した。共同研究に当たり、東京大学と三菱総研は以下の共同研究チームを組織した。研究チームの役割は東京大学チームが個別分野の研究・調査を担当し、三菱総研チームは東京大学の研究・調査成果を活用しシナリオプランニングによる研究を担当した。本報告書は、その研究成果をもとに、三菱総合研究所の研究チームが対外発信向けに作成したものである。
三菱総合研究所 未来社会研究チームリーダー 参与 村上 清明
- 東大チーム
- リーダー 堀 雅文 産学連携本部 特任教授
- メンバー
- 太田 与洋 産学連携本部 教授
- 須藤 修 情報学環 教授
- 川島 博之 農学生命科学研究科 准教授
- 酒井 康行 生産技術研究所 教授 (前 医学系研究科 准教授)
- 下ヶ橋雅樹 東京農工大学大学院工学府 特任准教授 (前 東京大学産学連携本部 特任准教授)
- 松本三和夫 人文社会系研究科教授には、批判的助言も含め、全般にわたり、ご指導をいただいた。
- 三菱総研チーム
- リーダー 村上 清明 科学技術部門統括室 参与
- メンバー
- 佐野 紳也 経営コンサルティング本部 主席研究員
- 後藤 康雄 政策経済研究センター 主席研究員
- 仲伏 達也 経営企画部 主事(前 人間・生活研究本部 主任研究員)
- 豊田 聖史 科学・安全政策研究本部 研究員
- 葦津 紗恵 環境・エネルギー研究本部 研究員
- 瀬川 友史 先進ビジネス推進センター 研究員
- アドバイザ 青柳 雅 監査役(前 上席研究理事)
目次 (各編単位で本文PDFを入手できます)
表紙 (PDF:417.68 KB)
前書き (PDF:373.95 KB)
- はじめに
- 研究の方法
- シナリオ・スタディ
- 研究の前提
- 希望ある未来社会を実現するために何をすべきか〔要旨〕
- 過去の延長線上には無い未来
- 2050年の日本「挑と和の調和する挑和社会」
- 世界トップクラスの生活の質を実現する国
- 国望力で国際社会に存在感を示す国
第一章 基礎的生活の安心を低国民負担で実現する
- 実現の仕組み
- 人口減少超高齢社会の国と地域の形
- 基礎的生活費を下げる
- 資産活用で若年層の負担軽減と格差固定化の防止
- 実物支給と助け合い社会
- 現行年金制度に代わる「生活保障」制度
第二章 ジャパン・アズ・ナンバーワンから ジャパン・アズ・オンリーワンへ
- あらゆる産業が知識化する
- ジャパン・アズ・オンリーワン
- 農林水産業
- 製造業
- 文化観光産業
- 金融業
- サービス産業と非貨幣経済活動
- 知識社会の転換が地域経済を再生する
第三章 目指すのは尊厳社会
- 雇用から「仕事」へ
- 尊厳社会の基盤は教育
第四章 技術革新の成果をどう使うのか
- 社会技術の時代
- 社会技術をいかにして普及させるのか
- 食料の安定確保
- エネルギーの安定確保と地球環境問題への対応
第五編 Q&A (PDF:178.94 KB)
奥付 (PDF:476.45 KB)