プラチナ社会研究会 新産業は、人が輝く暮らしから

2016年度第3回プラチナ社会研究会総会 開催報告

 

2016年度第3回プラチナ社会研究会総会 開催報告(1/3)

「社員の新たな可能性を見出す仕組みづくり」

2016年度第3回総会-1


11月14日、大勢の会員組織のみなさまにご参集いただき、今年度第3回目のプラチナ社会研究会を開催いたしました。今回のテーマは「社員の新たな可能性を見出す仕組みづくり」。プラチナ社会実現に向けて、「資源有効活用による豊かな社会づくりと事業創出」を今年度のテーマに据えており、今回はその中で「社員」をクローズアップし、変化の可能性を考えます。

登壇ゲストには、株式会社リクルートキャリア 求人情報サイト『リクナビNEXT』編集長の藤井薫氏、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)常務理事(事務局長)・明治大学学長特任補佐の福原美三氏、ソニー株式会社新規事業創出部統括部長の小田島伸至氏の三氏をお迎えし、副業、学び直し、新事業創出というそれぞれのテーマでご講演いただきました。

プログラム

本総会の位置付け

ゲスト講演に先立ち、弊社でプラチナ社会研究会事務局長を務める仲伏達也より、今年度の研究会の活動と今総会の位置付けについてご説明申し上げました。

2016年度第3回総会-2プラチナ社会研究会は、2010年「長年解決されない課題が山積し、さらにリーマンショックの影響も加わって、先行き不透明な中、未来に向けたビジョンを掲げ、実現を目指す」ために設立されました。

「少子高齢化、環境課題といった社会課題が山積する中、目指すべき未来像として『プラチナ社会』を掲げ、公的資金に依存することなく、社会に実装していくことを目的に設立されたもの。シンクタンク本来のあるべき姿であるとも言える」と仲伏。翌年には東日本大震災が発生し、その復興も課題として折り込みながら、現在では500社を超える企業・団体にご参加いただく研究会となっています。

本研究会が目指すプラチナ社会とは、一言で言えば「人口制約」「環境制約」「欲求制約」という3つの制約を克服し、「モノも心も豊かで持続可能な社会」を指します。人口制約とは、少子化、高齢化(長寿命化)、人口減少といった先進国の人口トレンド。環境制約は温暖化、生物多様性を中心とした生態系の課題、種々の廃棄物の課題などを含みます。欲求制約とは、社会の成熟化に伴う価値観の多様化、量的飽和という質的な変化を指しています。

その具体的な社会像として、研究会では「多様な個人が価値ある人生を送れる社会」「持続可能な経済成長と制度を実現する社会」「世界の課題解決に貢献する社会」の3つを定義しており、「さらに一歩ブレイクダウン」したものが、主要課題として設定している細かなテーマとなります。一例を挙げれば「個人の活躍×社会の価値創出力向上」「資源自給×脱炭素」「地域自立×交流」といったものです。

設立7年目を迎える今年度は、「これまでできたこと、できなかったことを総括しながら、来年度に向けて研究会の機能を再構築したい」と仲伏。例えば「日本版CCRC」が研究会からの提案で政策に反映され、社会に実装するプロセスにあります。とはいえ、「もともと思い描いているプラチナ社会実現に向けてまだまだスピードもボリュームも足りない。みなさんのご意見をいただきながら、8年目を準備したい」と仲伏は呼びかけます。

今年度のテーマには「資源有効活用による豊かな社会づくりと事業創出」を掲げています。ここでいう「資源」とは、天然資源、社会インフラのみならず、人的な資源も含みます。CCRCの文脈で取り沙汰されるシニア、ますますの活躍が求められる女性、そして社内で“眠っている”既存社員。仲伏は「今回は特に既存社員に絞り、考察を進めたい」とし、「最近話題になっている副業・兼業をテーマに」リクナビNEXTの藤井氏から、「社会人が新たなスキルアップ、キャリアアップのために取り組む学び直し」のテーマでJMOOCの福原氏、「既存社員の有効活用による新事業創出」の好例となっているソニーの“SAP”をテーマに小田島氏からご講演いただく旨を示し、講演へと移りました。

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株式会社三菱総合研究所理事長 小宮山宏

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