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分科会

 

自治体分科会「地方創生シリーズ」第3回活動報告

全国的に人口減少、高齢化が進む中、特に地方の衰退が懸念されており、国では少子化対策、雇用創出、地方移住などを進め、地方創生に向け一丸となって取り組む「まち・ひと・しごと創生本部」が設立されました。

プラチナ社会研究会では、このたび、地方の課題を総合的に捉え、地方創生に向けた新たな提案をすべく、自治体分科会に「地方創生シリーズ(5回)」を設置して検討を進めています。

12月11日(木)、「まちづくり」をテーマに第3回が開催されました。

プログラム

【講演1】「コンパクトなまちづくりの推進」
 (講師:国土交通省都市局市街地整備課 拠点整備事業推進官 鎌田秀一氏)

鎌田氏講演

コンパクトなまちづくりの必要性、地方都市や大都市郊外部での対応の方向性と先駆的な取り組み事例の紹介、コンパクトシティの狙いの解説に続いて、立地適正化計画の概要と流れ、支援制度まで、短時間に幅広い内容をコンパクトにご説明いただきました。また、後半では細分化された土地を集約・整形し大街区を形成することで、土地の有効利用を促進する仕組みについてご紹介いただきました。国としてのコンパクト化に向けた大きな方向性、地域特性に合わせた柔軟な対応の必要性、官民連携の重要性について重要な示唆を得ることができました。

【講演2】「高松丸亀町のまちづくり戦略」
 (講師:高松丸亀町商店街振興組合 理事長 古川康造氏)

古川氏講演

高松丸亀町における先進的な中心市街地の再生について、わかりやすくご紹介いただきました。60年の定期借地による土地の所有と利用の分離、まちなか居住と高齢化への対応を同時に実現するための診療所付きのマンション開発、民間のセットバックによるパブリックスペース確保とイベント開催による賑わいの復活など、アイデアが満載のお話でした。まさに全国のお手本という事例と思われましたが、まだまだ道半ばということでこれからのさらなる発展が期待されます。

【講演3】「中心市街地再生への取り組み」
 (講師:株式会社飯田まちづくりカンパニー 取締役事業部長 三石秀樹氏)

三石氏講演

飯田市の中心市街地再生に向けた取り組みについて、背景からこれまでの推移、そして将来の発展に向けた課題についてお話いただきました。また、まちなか居住を推進する市街地再開発の特徴について、若者を意識したデザインを導入したマンションの開発と分譲、高齢者対応の集合住宅と健康福祉施設の整備、そして、老若男女が集まるイベント文化事業の企画などを挙げて、説明されました。将来のリニア開通について過度に期待することなく、地に足を付けて進めたいという言葉にこれまでの取り組みに対する自信が感じられました。

【事例紹介】「元気な高齢者とまちづくり~日本版CCRCとは~」
 (講師:株式会社三菱総合研究所 プラチナ社会研究センター長 鎌形太郎)

事例紹介

元気な高齢者を対象に、医療介護、居住機能に加え、学習・社会参加等のコミュニティ機能も充実した日本版CCRCの内容、導入イメージについて説明しました。日本版CCRCは国の地方創生戦略の中でも実現方策として位置づけられており、モデル事業として今後の全国展開が期待されています。

【パネルディスカッション】

パネルディスカッション

前半紹介された2つの先進事例をもとに、まちなか居住の取り組みの経緯や効果の具体的な内容、事業推進のポイント、体制づくりなどについて、詳しいお話を聞きました。地元の人が将来を見据えて自ら住みたくなるまちづくりを専門家とともに進めることが重要、地方都市の若い人は依然として郊外志向が強く高齢者をターゲットにすることが有効、行政は特定の地域に重点投資しにくいので住民から事業を提案していく必要があるなど、今後のまちづくりのヒントが多く出されました。

お問合せ

プラチナ社会研究会 自治体分科会事務局 担当:川上・檜垣・菅原
 社会公共マネジメント研究本部 国土・都市再生戦略グループ 担当:田村
 社会公共マネジメント研究本部 地域経営グループ 担当:北井
 E-mail: p24jichi-local-ml@mri.co.jp

株式会社三菱総合研究所理事長 小宮山宏

アンケート

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