プラチナ社会研究会 新産業は、人が輝く暮らしから

分科会

 

自治体分科会「地方創生シリーズ」第4回活動報告

全国的に人口減少、高齢化が進む中、特に地方の衰退が懸念されており、国では少子化対策、雇用創出、地方移住などを進め、地方創生に向け一丸となって取り組む「まち・ひと・しごと創生本部」が設立されました。

プラチナ社会研究会では、このたび、地方の課題を総合的に捉え、地方創生に向けた新たな提案をすべく、自治体分科会に「地方創生シリーズ(5回)」を設置して検討を進めています。

2月6日(金)、「地域産業」をテーマに第4回が開催されました。

プログラム

【講演1】「宮崎市まちなかリノベーション研究会の取り組み」
 (講師:宮崎大学教育文化学部 准教授 根岸裕孝氏)

根岸氏講演

中心市街地の空きビルに9年で2000人のICT関連雇用が生まれた宮崎市。更に3000人増を目指して民間主導で検討した「宮崎市まちなかリノベーション研究会」の取り組みについて説明していただきました。「商業」から「産業・雇用」への転換の必要性、宮崎市の立地優位性(空港近接、地価低廉など)、IT企業誘致によるクリエイティブなまちづくりの概要とその効果(人口増加、経済波及効果など)についてお話いただきました。

【講演2】「地方発ITベンチャーの挑戦」
 (講師:株式会社アラタナ 執行役員サービス開発部統括本部長 土屋有氏)

土屋氏講演

宮崎の高専出身の若者が立ち上げ、創業7年で従業員100人に成長したECサイト制作会社である「アラタナ」の業務内容、ワークスタイルなどについて説明していただきました。社員の1/3はU・Iターンであるがのんびりしたい人は来てほしくない、東京と同等以上の賃金水準実現のために東京の企業を顧客にして、将来は宮崎に1000人の雇用を創出したいという会社の経営理念について語っていただきました。地方発ITベンチャーとしての気合の入ったプレゼンに会場が飲み込まれた感じでした。

【講演3】「高松丸亀町のまちづくり戦略(産業編)」
 (講師:高松丸亀町商店街振興組合 理事長 古川康造氏)

古川氏講演

前回に続くご登壇で、今回は自分達が豊かに暮らしていくために必要な商品・サービスを確保するための事業者・企業の確保と育成についてお話いただきました。高齢者の都心回帰ニーズに合わせた「医・食・住」をセットにしたマンション開発や、生産農家のまちなか販売のためのマーケット整備、空き店舗を活用した若者企業支援、オーダーメイドのものづくり支援など、行政主導ではなく、民間主導で「儲かる」まちを作ることが重要であるとのお話でした。

【パネルディスカッション】

パネルディスカッション

地方産業の牽引が期待される県庁所在都市における経済再生がテーマでした。特にクリエイティブな企業と地元の自治体がいかにうまく関係を構築し、まちを活性化することができるかについて宮崎、高松を例に、活発に議論しました。地域経済の中心である都市では、地方においても常に向上心を持って最先端の競争の中で「稼ぐ」意識を持つことが必要であること、それには東京や海外からのUターン人材の活用や次代を担う高校生などにもそうした働き方を見せておくことが有効であること等が指摘されました。

お問合せ

プラチナ社会研究会 自治体分科会事務局 担当:川上・檜垣・菅原
 社会公共マネジメント研究本部 地域経営グループ 担当:北井
 E-mail: p24jichi-local-ml@mri.co.jp

株式会社三菱総合研究所理事長 小宮山宏

アンケート

このページのトップへ

三菱総合研究所関連リンク: MRI大学関連事業

Text Resize

-A A +A

小宮山宏 講演録