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分科会

 

セカンドキャリア分科会<第9回> 活動報告

改正高年齢者雇用安定法施行による65歳定年延長は雇用側・被雇用側の双方に大きな変革をもたらします。この分科会では、リタイアシニアのセカンドキャリアとして従来の「再雇用」ではなく、起業や社会貢献といった「再挑戦」を活性化するためのシステム作りをテーマとします。シニア向け大学やシニア起業促進団体、シニアを活用した新ビジネス等の先進事例研究から、シニアのセカンドキャリア開拓を支える産学官連携による人材流動プラットフォームのあり方を検討します。

第1回(セカンドキャリアに挑むアクティブシニア)、第2回(セカンドキャリア開拓の実際とそれを拒む壁)、第3回(セカンドキャリアへの期待-行政、NPO、大学から)、第4回(活躍の場の創出-企業、若者、大学からの提案)、第5回(シニア自身によるビジネス創出)、第6回(アクティブ女性シニアの再挑戦)、第7回(アクティブシニアライフのためのリタイア前にすべきこと)、第8回(他世代と連携した新たなシニアライフ開拓)に引き続き、第9回では、「外から見た日本:シニアに関する日本の常識/非常識」をテーマに話題提供とディスカッションをしていただく予定です。

概要

開催回:

第9回

日時:

2014年11月11日(火)14時30分 ~ 17時00分

場所:

株式会社三菱総合研究所 4階 大会議室

プログラム:

1. はじめに

2. 話題提供
 「外から見た日本 高齢社会先進国Japan」
 「ブルーゾーン(健康長寿の地域)」
  ドイツ日本研究所 芳賀和恵様

3. 質疑応答/グループディスカッション
  「日本版ブルーゾーンプロジェクトの可能性」

4. おわりに

講師紹介:

芳賀和恵様プロフィール
 http://www.dijtokyo.org/about_us/kazue_haga&lang=ja

参加条件

プラチナ社会研究会会員限定です。
 ※プラチナ社会研究会の企業会員・自治体会員・賛助会員であれば、どなたでもご参加いただけます。

プラチナ社会研究会非会員の方はこの機会に是非お申し込みください。
 【研究会へのご入会をご検討のみなさまへ】

参加費

無料

申込方法

お申込受付は終了いたしました。

活動報告

プラチナ社会研究会「セカンドキャリア分科会」第9回分科会を11/11(火)に三菱総合研究所会議室にて開催しました。今回は「外から見た日本:シニアに関する日本の常識/非常識」をテーマとしてドイツ日本研究所 芳賀和恵氏に話題提供いただきました。

まず「外から見た日本 高齢社会先進国Japan」として、欧州で開催されたドイツ老年(医)学会(DGGG)2014、Innovation Forum VI 2014(シルバーマーケットについての分科会)で日本がどのように言及されていたかをご紹介頂きました。

  • 日本の高齢化に関して「先端技術(ロボット)の活用」という点が注目されている。
  • 平均寿命や健康年齢、一人あたり医療費で日本は高齢化への対応に「成功」しているイメージがあり、参考にしたいと考えられている。
  • 高齢期のライフスタイルとして、就労・就業と生活満足度(生きがい)のコンビネーション、「サービス需要者」としてでなく「価値創造者」としての高齢者像(ロールモデル)が欧州でも課題である。
  • 高齢者の働き方は先進各国で模索中しており、就労支援を目的としたシニア大学も設立されたがあまり成功していない(‘働くことが悪というイメージも)。シニアの起業が多い日本はこの面でもモデルケースとなるかもしれない。

続いて、「ブルーゾーン(健康長寿の地域)」と題して、欧州から米国に広がった健康長寿地域の研究プロジェクト「ブルーゾーン」をご紹介いただきました。

  • 「ブルーゾーン」とは、元々はサルデーニャの長寿地域が注目されたことから生まれた言葉(地図上で「ブルー」に塗られたゾーン)。Buettner氏がブルーゾーン=人々が健康で幸せな生活を過ごしている(well-being)地域と解釈して、世界中の「ブルーゾーン」の共通項をまとめて発表したことから注目されるようになった。
  • いまインターネット上で「Blue Zones Project」のサイトが立ち上がっている。
  • セカンドキャリア分科会(第9回-img1)

    出所:http://www.bluezones.com/

芳賀氏の話題提供を受けて、 「日本版ブルーゾーンプロジェクトの可能性」について、参加者を8つのグループに分けてグループディスカッションを行いました(主な意見は下表)。

表 1 「日本版ブルーゾーンプロジェクトの可能性」

 Aグループ 「人とつながる創縁プロジェクト」人と繋がる活動が健康寿命の維持には重要。自治会に「従来とは異なる」役割を持たせる。活動の成果を客観的な定量測定する等の仕組み。
 Bグループ 「新しい事へのチャレンジ発表制度」大上段に構えない、ごく身近なことへのチャレンジを促す。新しいもの・ことへの好奇心が前向きに生きる助けに。
 Cグループ 「高齢者(シニア)が楽しく働ける仕組み作り」ボランティア活動にポイント制度で仕事の対価を払う(行政サービス等で)仕組み、他の世代と一緒に社会奉仕が出来る仕組み。
 Dグループ 「地域の子供たちのシニア家庭でのホームステイ」核家族でゲーム漬けの子供を、子供が巣立ったシニア家庭にホームステイさせる。子供、両親、シニア全員がWin-Win関係。
 Eグループ 「日本版ブルーゾーンを独自に定義し、日本に定着させる」官と民が協力してブルーゾーンのPDCAサークルを回す。ブルーゾーンの普及目標を評価し、顕彰。レッドゾーンの評価も。
 Fグループ 「地元密着型プロジェクトとして企画・推進」身近な地元での活動プログラムの企画により、地域コミュニティを活性化。自治体中心に、町内会や自治会など小さな単位で推進。


ブルーゾーンプロジェクト自体が抽象的な概念のため、当日のディスカッションに苦戦された方も多かったのですが、一つの「健康で幸せな地域となる取組」推進のエンジンとしてのブルーゾーンが重要であるという点について多くの方が賛同されていました。

セカンドキャリア分科会(第9回-1)セカンドキャリア分科会(第9回-2)セカンドキャリア分科会(第9回-3)

セカンドキャリア分科会(第9回-4)セカンドキャリア分科会(第9回-5)セカンドキャリア分科会(第9回-6)

本分科会に関するお問い合わせ
三菱総合研究所 セカンドキャリア分科会事務局
E-mail: p37career-p@mri.co.jp TEL: 03-6705-6009

株式会社三菱総合研究所理事長 小宮山宏

アンケート

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