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プラチナ・ファイナンス分科会「第2回ワークショップ」 活動報告

-高齢者向け住宅を巡るファイナンス-

第2回ワークショップが開催されましたので、その活動内容を報告いたします。

本ワークショップでは、高齢者向け住宅を巡るファイナンスをテーマに、現状や課題を共有し、プラチナ社会実現に向け優良な高齢者向け住宅を供給するために金融インフラが果たすべき役割について検討しました。

本ワークショップは9月24日(水)に開催され、金融、不動産、介護業界を中心に59名にご参加いただきました。

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プログラム

【講演1】「ヘルスケアリート創設に向けた環境整備について」
 (講師:国土交通省 土地・建設産業局不動産市場整備課 蒲地係長)

本年6月に公表された「高齢者向け住宅等を対象とするヘルスケアリートの活用に係るガイドライン」について、国土交通省の蒲地係長に講演をしていただきました。

ガイドライン制定の背景や目的、ガイドラインの中身、今後の不動産投資市場の展望に至るまで、政策を企画立案するお立場からご説明いただきました。

より投資しやすい環境の整備とともに、優良な高齢者向け住宅の供給を促進するためのインフラ作りの重要性を再認識する講演内容となりました。

【講演2】「ヘルスケアリート創設の社会的意義と高齢者介護施設・高齢者住宅を巡る課題」
 (講師:ジャパン・シニアリビング・パートナーズ株式会社 藤村代表取締役社長)

本年4月に設立されたヘルスケアリートの資産運用会社であるジャパン・シニアリビング・パートナーズの藤村社長に講演をしていただきました。

ヘルスケアリート上場に向けて投資対象物件を日々ご覧になっているお立場から、優良な高齢者向け住宅を見極めるためのポイントをご説明いただきました。

また、ヘルスケアリートの課題やこれを解決するためのご提言、現在ハード供給に重きが置かれているサービス付き高齢者向け住宅に対する問題提起など、高齢者向け住宅の資金調達に携わる上で大変示唆に富む講演内容となりました。

【講演3】「北海道における「医療・介護、高齢者事業」への取り組みについて」
 (講師:株式会社北洋銀行 水口常務執行役員法人部長)

早くから医療・介護、高齢者事業分野に着目し、民間金融機関として全国で初めてサ高住ローンを商品化した、北洋銀行の水口常務に講演をしていただきました。

医療・介護、高齢者事業分野への積極的な取組事例や、サ高住ローンの商品特性や審査のポイントなどを具体的にご説明いただきました。

北海道の経済や市場の特性を熟知した上での戦略的な中長期ビジョンについては、これからの地域金融機関のあり方として大変参考になる講演内容となりました。

【グループディスカッション】「高齢者向け住宅を巡るファイナンスの現状と課題」
 (参加者を6つのグループに分けて議論)

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関係する各ステークホルダーとしての立場から、高齢者向け住宅を巡るファイナンスの現状と課題、要望を述べていただき、課題解決に向け金融インフラが果たすべき役割について議論しました。

課題は、①オペレータの評価、②物件の評価、③都市と地方の格差、④税制や法律の問題、の4点に収斂され、これらは個々の企業努力だけでは解決が困難であり、国や地方の政策や金融技術による解決への期待が高いことが分かりました。

本分科会といたしましては、グループディスカッションの成果に基づき、プラチナ社会実現に向け優良な高齢者向け住宅を供給するために金融インフラが果たすべき役割について提言したいと考えております。

お問合せ

金融ソリューション本部 金融サイエンスグループ 堀
 プラチナ社会研究会 プラチナ・ファイナンス分科会事務局 担当:長谷川・松田
 E-mail: p43finance-p@mri.co.jp

株式会社三菱総合研究所理事長 小宮山宏

アンケート

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